世界一高い日本の野菜 日本の野菜の多くは、断トツで世界一高いということをご存じでしょうか。 生産者支援推定PSE(Product Support Estimate)は世界5位の49%で、その支給額は年4.6兆円で世界3位です。PSEが49%ということは、年収1000万円の農家に対して、490万円の補助金が支払われているということです。その他、減反政策や関税により日本の農業は護られた反面、競争力が損なっていったのではないでしょうか。しかし、TPPやEPAが結ばれたことにより、今後、益々世界各地から安い農産物が輸入されます。この50年間において、日本の農業は競争力を失うばかりではなく、農家の生産意欲がそがれることにより生産効率が低くなっています。一方、世界の国々は、農業をビジネスとして捉え、生産効率を向上させるため、様々な技術革新が行われています。その結果、日本の1haあたりの収量は、世界一生産効率が高いと言われているイスラエルの10分の1に陥っています。